
派手なインジケーターや元ギタリストとしての経験を活かしたトレード法は、地味な他の商材とは一味違った魅力がありそうですね。
ですが、そんなうまい話そうそうありません。
プロフェッショナルトリガーFXの中身は実際どうなのか!?今回も徹底検証・レビューしていきます!
プロフェッショナルトリガーFXの作者(販売会社)はこんな人

コウスケ氏は、元『Moran』というビジュアル系バンドのギタリスト。あまり知名度は高くない気がしますが、アルバムがオリコン入りしていたり、日本武道館での公演を行っていたりとなかなかの実力派だったんですね。
しかしながら、バンドマンとしての宿命とも言える「売れるための曲作り」に悩まされる問題に直面。商業的に成功するほどその重圧は増えていき、2015年に多くのファンに惜しまれながらも『Moran』は解散することになります。
でも実は、この時すでにコウスケ氏はトレーダーとしての頭角をあらわし始めていました。もちろん最初から順風満帆だったわけではなく、時には資金を失いながらも努力と研究を惜しまなかったからこそでした。
為替相場は、人間の本能的な「快楽」や「恐怖」などの感情によって形成されている、だから音楽も投資もオーディエンス(参加者)の声に耳を澄ますことで見える世界が変わる、という視点がコウスケ氏のトレードスタイルの原点だとか。
たしかに実際、為替相場、指標、為替介入、機関投資家の動きと全て人間の本能や感情が絡み合っているものですからね。
「リアルタイムで大衆の心を捉え分析する天才」とも評されるコウスケ氏ですが、現役引退後はギターの先生としても活躍し、その教え方には業界内外から定評があったようです。
技術面だけではなく、音楽と向き合うメンタル面もサポートするレッスンは話題を呼び、コウスケ氏の教えるプロとしての一面も高く評価されたのです。これは、何事も極める性格とともに、商材の開発にも生かされたスキルでした。
プロフェッショナルトリガーFXの内容紹介

『続けられるためには、何よりも楽しく向き合えること』というコウスケ氏の考えが反映されているといいます。
でも、勝つ時もあれば負ける時も必ずあるのがFX。楽しく続けられる商材、なんて本当でしょうか?一体どんな内容になっているのか紐解いていきましょう。
プロフェッショナルトリガーFXのスペック
まずは機能・パッケージ内容を簡単にご紹介します。
ポイント
➀インジケーター本体
②インジケーター解説マニュアル動画&PDF
③使用上の注意・FXの基礎などのユーザーマニュアル動画&PDF
参考
手法 トレンド反転を狙う逆張り
ツール 逆張り型マルチタイムフレームインジケーター
推奨通貨ペア ドル円、ユーロ円、ポンド円
価格 29,800円(税抜)
プロフェッショナルトリガーFXのロジック
次は気になるプロトリFXのロジックについて。コウスケ氏の経験と膨大な研究で編み出されたという、テクニカル分析によって各時間足の平均からトレンドの反転を予測する、逆張り型のインジケーターとなっています。
サインのロジックは詳しく公開されていませんが、推奨通貨ペアは5分足クロス円(ドル円、ユーロ円、ポンド円)となっています。
非常に複雑で心理的負担が大きいとされるファンダメンタルズに左右されることなく、いつ、どんな相場でも安定した勝率を維持することが可能、と紹介されています。
コウスケ氏がこのツールの開発にあたって、最も重視したポイントは「利確」。どんなに有利なポジションでエントリーできたとしても、実際の利益を生み出すのは決済そのものだからです。
世にはエントリーを教えてくれるサインツールはたくさんあるのに、決済タイミングが曖昧だったり精度が低くいがために儲からないものばかりなのが事実。
そのせいで多くの人が、切れないポジションをいくつも持ってしまったり、チャンスをいかせない、とコウスケ氏は気づきました。
プロフェッショナルトリガーFXには、反転したトレンドを捉えだした時に発動する「爆裂決済モード」という機能があり、これこそが他の商材には無い目玉となっています。
訪れたチャンスを確実にものにして、獲れる時に獲り切る事で不要なエントリーを削減、利益と時間的余裕の両立を可能にするのです。
コウスケ氏オリジナルの「トレンドバー」は、直観的に相場の方向性が分かりやすい仕様。ピンクは上昇傾向を、水色は下落傾向を表し、色の濃さで強弱がわかります。 また、青い矢印は下降トレンド、赤い矢印は上昇トレンドです。
エントリーサインは売りは青い下向きの三角▽、買いは赤の上向き三角△で表示され、決済サインは×や四つ葉のようなマークで3段階に分かれて表示されます。
青の5本線とピンクの5本線は、ボリンジャーバンドを元にコウスケ氏がオリジナルで作成した「プロトリバンド」です。
そして、エントリー時の重要な要素であるストップライン、推奨ロットを常に表示しておくことができるので、資金量や相場状況に合わせたリスクコントロールができるようになります。
トレーダーズクロックは、足完成までの時間、MT4提供業者の時間、東京の時間、ロンドン時間、ニューヨーク時間を表示。プロトリプライスは、通貨ペア、時間足、スプレッド、現レート、保有pips、などを表示します。
Stop Until は、ストップラインまで何pipsなのかを自動算出し、ReasonableLot は、余剰証拠金の
中でのリスク判断を自動で算出してくれます。
エントリーから決済のタイミングまで全てメールで知らせてくれるので、チャートに張り付かず外出先からでもスマホでトレードが可能。時間がない時でも、片手間にパッと「ながらトレード」がしやすい作りになっています。
また、プロトリFXはサインだけでなく独自のサウンドアラートやフラッシュモーションをチャートに導入。トレードのタイミングを知らせてくれるので、迷うことなくより直感的なトレードが可能になります。
プロフェッショナルトリガーFXを実際に使ってみると!?
さて、それではプロフェッショナルトリガーFXの検証に入ります。
まずはインジケーターのインストールからですが、インストールのマニュアルと専用インストーラーがついているので誰でも問題なくできるようになっています。
そして、動画とPDFのマニュアルでルールや使い方を学びます。
オリジナルのインジケーターは視覚的にも聴覚的にも派手めな作りで、ゲーム画面のようでワクワク感がありますが、一言でいうと裁量判断はある程度必要なツールです。
色々なサインが表示されますが、どのサインをどのように選択するかによって結果はだいぶ変わるので、ルールや使い方、FXの基本をよく理解したうえで裁量判断を行う必要がある場面が多くあります。
そして、エントリーごとに決済のサインも出るので、どのポジションをどこで決済するか、損切りラインをどこに入れていくかの判断も行うことになります。
さらに、プロトリの目玉である決済サインですが、あまり当てにしていると全く出現しません…。決済サインを待ってずっと保有し続けると、含み益が出たのにその後損切りのラインにかかる、なんてこともあります。
決済サインには期待しすぎないほがいいかもしれません。エントリー後の決済は、結局決済サインを待たずに自分の判断で行っていました。
とはいえ、ルールやロジックをよく理解して使用すれば、この種のツールの中ではエントリーサインの精度は非常に高いです。
初心者モードではトレードチャンスは決して多いとはいえませんが、勝率はかなり高い、という印象でした。
矢印が出ただけではエントリーせず、矢印の後に三角が出たらエントリーする手順もダマシを回避するのに一役買っているといえます。
追撃ブーストモードやエキスパートロジックモードに関しては、さらにインジケーターが増え判断が難しくなってくるので、やはり中級者以上向きでしょう。
追撃ブーストモードはかなり裁量色が濃く、勝率はその人のレベル次第。エキスパートロジックモードはスキャルピング色が濃いので、スキャルピングが得意な人向きといった印象でした。
プロフェッショナルトリガーFXの評価

① こんなところがおすすめ
プロトリFXは、基本となる初心者モードではトレードチャンスは少ないものの勝率もエントリーサインの精度も高いです。
初心者モードより裁量色が強く勝率を高めることができる、上級者やプロ向けのモードまで選ぶことができるので幅広いトレーダーが利用できます。
マニュアルにそって学習しながら使用すれば、初心者は徐々にレベルアップしていくことができ、中級者以上であれば追撃ブーストモードやエキスパートロジックモードを使いこなせたならば、さらに有利なポジションでのエントリーが可能になります。
難しい資金管理計算なども自動計算してくれるので、大切な資金を守るサポートをしてくれます。このリスク管理によって、少ない資金でも失うことなく手堅く増やしていくことができるのはいいですね。
また、ソフトの設置から基本操作まで、180日の遠隔ダイレクトサポートつき。PCを遠隔で直接確認しながらサポートしてくれるのでPCが苦手でも安心です。
さらに、回数無制限の180日間のメールサポートもあります。プロトリFXの疑問やFXの基本的な疑問や悩みまで、事務局員が丁寧に対応してくれます。
② こんなところがいまいち
プロトリFXは全自動のトレーディングツールではありません。
公式サイトで紹介されているプロトリFXから受ける印象は、その近未来的なイメージから全自動、無裁量でトレードできるのでは!?という期待をしてしまいがちですが、残念ながそうではありません。
初心者モードは裁量がいらないようなことも書いてありますが、これはちょっと違いますね。
インジケーターのサインが出現しても、そこから裁量を入れて判断していくことになります。
目玉であるはずの決済サインも、当てにしていると損する結果になりかねないので注意が必要です。
結局どんな商材にも言えることですが、学習と経験はやはり大切です。
商材の評価まとめ
幅広いレベルのトレーダーが使える商材、とはいいましたが結局「やる気」のある人に限定されます。楽して儲けたいって人には向いていません。
しっかりプロトリFXとFXについて学ぶ気がある人、すでにそれなりに知識も経験もある人は有効に活用できるでしょう。
ヴィジュアル系なインジケーターも好みは分かれるかもしれませんが、ゲームのような雰囲気で楽しくトレードができる仕様になっています。