
夢のようなうたい文句を多用している商材は無数にありますが、実際のところはそううまくはいきません。
トレンド・ディスカバリーFXの実際の中身はどんな感じになっているのでしょうか。
トレンド・ディスカバリーFXはこんな人が作ってます

かつてどん底の生活から、10万円の資産を1年で120倍の1200万円にまで増やしたという、伝説のトレーダー関野典良氏。この関野氏がトレンドディスカバリーの製作者です。
相場の本質を見極めることに特化した再現性が高い手法は、プロトレーダーからも注目されており、2013年には『トレンドハンターFX』をリリース。今もベストセラー教材として支持を得ています。
FX講師としての活動も長く行っていて、シンプルな手法とわかりやすい説明、そして親しみやすいキャラクターで人気に。受講者の中からは成功者が続出しているとのこと。
もちろん現役プロトレーダーとしても順風満帆、月に3,702pipsを獲得して1,000万円近くの利益を上げるなど、日本でもトップレベルのトレーダーで悠々自適な生活を送っているようです。
そんな成功者・関野氏ですが、かつてのどん底人生はというと…借金まみれの生活で離婚、子供とも離れ離れになり、全てが上手くいかず人生に絶望。もう終わりにできたら…と考えることさえあったといいます。
そんな時にFXと出会い全てが変わりました。当然最初から順調なトレーダーとしての道ではなく、必死に勉強して試しては失敗の連続でした。
それをあきらめることなく改良していくということを地道にくり返して今の地位を築いたのです。そして、そのプロセス自体をもっと効率的に学ぶことができたはず、と考えるように。
それこそが、このトレンドディスカバリーFXにつながっているのです。
トレンドディスカバリーはどんな商材なのか?
関野氏の経験から生み出された『未来予測ロジック』、どんなものなのでしょうか。そして、ほんとにそんな高勝率はありえるのでしょうか!?中身を詳しくみていきましょう。
トレンドディスカバリーのスペック
手法 : 逆張りロジック、ブレイクアウトロジックを用いたデイトレード
ツール : ボリンジャーバンド、フィボナッチ・エクスパンション
価格 : 29,800円(税抜)
トレンドディスカバリーの特徴・ロジック
トレンドディスカバリーの未来予測ロジックとは…?と気になるところですが、まずは初っ端から関野氏曰く「ロジック以上に大切なことがある」とのこと。
多くのFXトレーダーはロジックに目が行き過ぎである、世の中にはたくさんのロジックがあるけれど、そこばかり見ているといつまで経ってもFXで成功することはできない、と関野氏は考えています。
本当に大切なのはロジックではなく、ロジックを使う前にいかに勝てる場面を見極めるか。
そしてその答えは単純明快にも「これからも伸びる通貨ペア」を見つけることだと言います。
「これからも継続して上がっていく可能性の高い通貨ペア」そして「これからも継続して下がっていく可能性の高い通貨ペア」を見つけることこそが重要。
たとえば、ドル円、ユーロ円の2つの通貨ペアで、上昇トレンドが発生している、というのがわかったとすると…
これだけだと、どちらも上昇トレンドで、利益になりそうな雰囲気がありますよね。でも、より確実な勝負をするには一番稼ぎやすい通貨ペアを選ぶことが重要なんです。
そこでもう1つ調べることは、ドルとユーロ、どちらがより強いのか、ということ。なので、ドルとユーロ、どちらの通貨が強いのかを比較すればいいのです。
大まかに言えばこれだけです。この通貨の強弱を見ていくことで、そのタイミングで最も稼ぎやすい通貨ペアを導き出すことができるようになるのです。
さあそしてここからがいよいよトレンドディスカバリーの本題、2つの未来予測ロジックについて。
トレンドディスカバリーの未来予測ロジックその1
1つ目の未来予測ロジックは、エントリーした時点でいくらの利益になっていくらの損失になるのか、瞬時に予測することができるという逆張りロジックです。
ものすごくシンプルに使うことができるので、FX初心者のにもおすすめとのこと。まずエントリーはボリンジャーバンドというインジケーターにローソク足がタッチするのを見るだけです。
そして決済。利確に使うのはフィボナッチ・エクスパンションというインジケーター。
このフィボナッチ・エクスパンションは、上記図のようにチャートに明確なラインを表示し「利益はここまで伸びる可能性が高い」というのを教えてくれます。基本的にそのラインに達したら利益確定するだけ。
最後に損切りですが、これもいたって簡単です。損切りは直近の高値と安値を見るだけ。
上昇トレンドの場合は…
ひと目で分かります。下落トレンドの場合も同様。
難しい知識は必要なく、初心者でも瞬時に判断できるシンプルな判断です。さらに、エントリー後はOCO注文を入れてほったらかしというスタイルも可能です。
トレンドディスカバリーの未来予測ロジックその2
2つ目の未来予測ロジックはブレイクアウトロジックで、逆張りロジックよりもさらにシンプル。インジケーターは使いません。
一般的に勝率が低いというイメージのブレイクアウトロジックですが、トレンドラインを引くだけで初心者でも使いこなせて、勝率7~8割という高い数字になっているとのこと。
エントリー条件はトレンドラインをブレイクしたらエントリーするだけ。
損切りは1つ目のロジックと同じく、直近高値と安値で判断できるのでひと目で分かるようになっています。
利確はトレーリングストップという方法を使い、安全に利益を確保しながらできるだけトレンドからごっそりと利益を狙っていく方法を使います。
トレーリングストップとは、相場が伸びていくに従って損切りラインを切り替えていく手法のことです。
これによって、利益を確保した状態でできるだけトレンドを追求し、より多くの利益を取ることが可能に。途中で決済もできますが、できるだけ大きな利益を狙いたいならトレーリングストップが推奨されています。
と、ここまでご紹介してきたトレンドディスカバリーFXの手法を簡単にまとめると、通貨ペアの最強と最弱の組み合わせを探し、そのトレンド内で押し目買い・戻り売り&トレンドラインからのブレイクでエントリーを狙っていくものとなっています。
4時間足、1時間足、5分足(か15分足)の順にマルチタイム分析するデイトレード手法のようです。
トレンドディスカバリーを検証してみた
トレンドディスカバリーFXは、動画での解説が中心。関野氏は評判通り人当たりの良さそうな方で、偉ぶらず丁寧に説明してくれるのがいいですね。
ざっと目を通してみた結果、もちろんわかっていたことではありますがこのロジックで完全に未来が予測できるわけではありません。あくまでも強いトレンドが発生する可能性を予測する、というものです。
ロジック自体もとてもベーシックなもので、目新しさはありませんでした。でも、初心者だったら覚えて損のない内容ですし、反対に色々なロジックで頭がごっちゃになっている中級者以上のFXトレーダーにとっても、改めてシンプルに考え直すことができる内容とも言えます。
ロジック以上に通貨ペアの判断が重要、という点も非常に賛同できますし、資金管理の重要性についてもあらゆるレベルのトレーダーがしっかり頭に入れておくべきことだと思いました。
エントリーについてはボリンジャーバンドにローソク足がタッチするのを見るだけ、とありますが、実際は時間足ごとのインジケーターを見て分析しなければならず、これでは話が違うと思う人もいるかもしれません。
エントリーチャンスも決して多くは無く、ある程度大きなトレンドが発生しない限りエントリーチャンスが来ないです。
ですが、これらをふまえて教材通りにエントリーすることができれば、大きな利益を狙っていくことが可能です。
決済条件はいくつかありますが、フィボナッチエクスパンションを使う場合など線引きの仕方によって決済ポイントが変わってきます。
いずれにしても、裁量を必要とすることには違いはなく、きちんと教材通りのトレードを覚えることができればとても役立ちます。
トレンドディスカバリーの総合評価は?
さて、それではトレンドディスカバリーは買うべきか買わざるべきか、総合的な評価をしていきます。
① こんなところがおすすめ
・インジケーターに頼らず裁量トレードを学びたい人におすすめ
・デイトレーダー向け
・動画の集中講座だけでなく、実践トレーニングやフォローアップ動画、オンラインセミナーなどコンテンツが充実している
・回数無制限のコメントサポートや、90日間回数無制限の個別メールサポートなどのサポート体制が整っている
② こんなところがいまいち
・オーソドックスな手法なので目新しいものを期待している人には不向き
・無裁量トレードを求める人、トレードについて学ぶ気がない人には不向き
・デイトレードに興味がない人には不向き
・「勝率80~90%」「月利100%」「年収3,000万」などの煽り文句を期待してはいけない
